中学受験 理科の問題集・参考書

中学受験の理科問題集・参考書のおすすめは?

中学受験の理科問題集・参考書のおすすめは?

中学受験「理科」でおすすめの問題集や参考書を紹介していきます。理科には生物、化学、地学、物理という4分野があり、それぞれの内容は大きく異なりますから、まんべんなく問題集・参考書を使い「苦手」をなくしていきましょう。

また、中学受験理科を暗記だけで乗り切るのは困難です。なぜなら「思考力」が求められる問題も多く出題されるからです。そしてもちろん、そのことも考慮して問題集・参考書を厳選しましたからご安心ください。

また、中学受験理科を暗記だけで乗り切るのは困難です。なぜなら「思考力」が求められる問題も多く出題されるからです。そしてもちろん、そのことも考慮して問題集・参考書を厳選しましたからご安心ください。

中学受験理科でおすすめの問題集・参考書【地学・物理】

中学受験理科の地学・物理では特に「基礎固め」が大事であり、「全体像を掴む→実践問題に挑戦する」というステップを踏むのがおすすめです。

(1単元ごとに完璧にしていく、というやり方では効率が悪くなりやすいです)

では、地学・物理の勉強に役立つ問題集・参考書を挙げていきます。

中学入試まんが攻略BON!(理科 力・電気)

中学受験の理科では「頭でイメージできるようになること」が非常に重要です。しかし、気象、天体、物理ジャンル全般については、「そもそも実際には見る機会が少ない」ため、頭の中に思い浮かべることのできない子供が少なくありません。

しかしこちらの参考書であれば、漫画でその分野の学習ができますからハードルが低いです。もちろん問題も載っていますから、「イメージを掴む→問題にチャレンジする」ということが可能です。

中学入試よくでるランキング理科(生物・地学)

中学受験のために割くことのできる勉強時間は決して長くないと考えておくべきです。

ですから、この問題集で「よく出題される単元」の勉強をするのも有効です。冬休みなどの追い込みで集中的に使うのもいいでしょう。

中学受験基礎ドリ理科(地球・宇宙 / 物質とエネルギー)

中学受験理科の「物質とエネルギー」「地球・宇宙」の単元を扱う問題集です。

まず基礎のチェック・理解をしてから、問題を解いていきましょう。

ただ、非常に有効な問題集ではあるものの、他の分野の問題は掲載されていません。

ですから上2つの参考書も組み合わせるか、もしくは「受験する中学を分析して、有効そうな場合のみ使う」などとすることをおすすめします。

中学受験理科でおすすめの問題集・参考書【化学・生物】

中学受験理科の化学・生物で高得点を取るためには、まず暗記が欠かせません。

ただ暗記だけで乗り切るには限界があり、「なぜそうなるのか」などの根本的な仕組みを理解することも大事です。

それができる問題集・参考書を紹介していきます。

中学入試まんが攻略BON!(水溶液・気体・ものの燃え方)

「絵を使って解説してくれる」という分かりやすい漫画式参考書です。

化学の勉強をするときにネックになることの一つに、「目に見えないもの(気体など)はイメージしにくい」ということがあります。そして、この問題集はそういった物質に関しても漫画でハッキリと示してくれます。

中学入試よくでるランキング理科(生物・地学)

解答・解説が別冊になっており、使いやすい問題集です。また、解説そのものが丁寧ですから、理科に対して苦手意識を持っている子供にもおすすめです。

この問題集をマスターすれば大幅に実力がアップすることでしょう。

中学受験基礎ドリ理科(植物・動物・人体)

こちらは「反復練習」をしやすい問題集となっています。

「初回で重要項目を暗記する→次はヒントありで答える→次はヒントなしで答える→最後に入試レベルの問題を解く」という流れです(植物・動物・人体が15項目に分かれています)。

もちろん4回そのまま反復するのもいいですし、「まずは重要項目の暗記だけする」という選択肢もあります。自分に合った使い方をしましょう。

中学受験理科でおすすめの問題集・参考書【辞書的な参考書】

続いて、「問題集」というよりも「辞書的な意味合いの強い参考書」を紹介していきます。

他の問題集を使っていて理解しにくいときに使ったり、さらに詳しく知りたくなったりしたときに役立ちます。

カンペキ!小学理科

小学校で習う理科の内容を楽しく学ぶことができる、図解付きの参考書です。「理科への苦手意識があり、基礎固めも済んでいない」という人には特におすすめです。

ただ、これだけで中学受験理科を乗り切るのは難しいですから、「もう理科が苦手ではない」という段階になったら、別の問題集や参考書に移行しましょう。

特進クラスの理科

全分野に分かりやすい図解がついており、「辞書的な参考書」として大いに有効です。

全体で500ページ程度とかなりのボリュームであり、練習問題も200ページ分ほどあります。また練習問題は難易度分けされていますから、自分のレベルに合ったものからチャレンジしていくことをおすすめします。

基礎固めが済んでいる状態から中学受験本番まで、幅広い段階で使いやすい参考書と言えるでしょう。

受験理科の裏ワザテクニック 新装版

「難関中学受験理科で頻出でありつつも、普通の教科書には載らない知識・問題」がメインとなっている参考書です。

多くの小学生が苦手になると言われている、「テコ・滑車」問題を解くテクニックも掲載されていますから、それだけでも読んでおきたいところです。

ちなみにこの参考書はシリーズであり、「地学・生物編」「物理編(浮力、乾電池、豆電球など)」「エネルギー・天体など編」の3種類があります。

3冊全て揃えるのももちろん良いでしょう。

中学受験理科でおすすめの問題集・参考書【全分野編】

「苦手分野を克服→全分野の勉強をする」というのが中学受験理科の学習セオリーと言えます。そこでここからは、基礎から応用まで幅広く鍛えることが可能な問題集を紹介していきます。

首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題

ユニークなタイトルですが、つまりは「多くの受験生が正解するので、間違えたくない問題」がまとめられている問題集です。基礎の確認をしたり、受験直前に一通り再チェックしたりするために特に役立ちます。

理科メモリーチェック

理科の基礎事項を160ページ程度でまとめた問題集です。

分量的にスムーズに完了させることができるでしょうし、苦手分野を見つけたり、「基礎の再確認」をしたりするために特に便利です。

ただ、出版されたのが20年以上前であり、やや「現在の中学受験理科のトレンド」から外れている可能性もありますし、問題量も少なめと言わざるを得ません。

ですから、他の問題集・参考書とも併用することをおすすめします。

中学受験 でる順過去問 理科 合格への926問

「926問」ということで少し身構えるかもしれませんが、200ページほどにまとまっており、総復習用にも使いやすいと言えます。

各単元は「まとめのページ→重要用語の確認→入試問題を解く」という流れになっています。基礎固めを終えた直後なのであれば「まとめのページ」から始めるべきですが、すでに理科の偏差値がかなり高い人は「入試問題への挑戦」からスタートするのもいいでしょう。

中学受験 すらすら解ける魔法技 理科

シリーズの問題集であり、「知識思考問題」「計算問題」「表とグラフ問題」の3種類があります。苦手なものから挑戦してみましょう。

「単元」よりも「出題の形式」でカテゴライズされている問題集です。

そのため「この分野は解けるけれど、この分野は苦手」というよりも、「計算問題は解けるけれど、暗記系は苦手」などの分かれ方をしている人には特におすすめです。

中学入試 理科 塾技100

中学受験理科の問題を解くための「テクニック的な部分」に特化した参考書です。

現役の塾講師による解説がありますから、大いに「実践力」が身につくことでしょう。

ただし、「基本を抑えている人を対象に、裏ワザを教える」というコンセプトの参考書ですから、基礎固めが済んでから利用することを強くおすすめします。

ここまでで、理科のおすすめ問題集・参考書について解説してきましたが、理科の中学受験の問題集や参考書のおすすめランキングについて詳しく知りたい方は、下記のページも併せてご覧ください。

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まとめ

中学受験「理科」のおすすめの問題集・参考書を挙げました。特に理科に対する苦手知識がある人は、初歩的な問題集・参考書を使って基礎固めに取り組むことが重要です。また、「暗記」をする際には「イメージすること」を重視すると効率がよくなります。

また、中学受験の理科は「単元別の得意・不得意」が出やすいとも言えます。つい得意なところばかり勉強したくなるかもしれませんが、実際には「苦手な部分を潰していく」ほうが高効率となります。