中学受験の社会の場合、本格的な勉強は一般的に小学4年生くらいから行われますが、社会の勉強は暗記することが多いため、早く取り掛かる方がいいという意見もあります。ただ暗記する作業というのは淡々としていますし、苦手という子も多いです。
そこで現代っ子たちが社会に興味を持ってもらうために、地理アプリを使ってみるのをおすすめします。アプリなら楽しみつつ、ゲーム感覚で社会に興味を持つことができるでしょう。
中学受験の社会に興味を持たせるおすすめの地理アプリ3選
「あそんでまなべる日本地図パズル」
中学受験をする年代といってもまだ小学生ですから、受験に対応するためには「楽しんで勉強できる」ことが大切です。保護者の方がどんなに口を酸っぱくして「勉強しなさい!」といっても、子どもは「つまらない勉強」に興味を持ってくれません。子供は楽しいな、これやってみたいなと思うこと以外、自分からやろうと思わないのです。
では子供にやる気になってもらうためにはどうしたらいいのでしょう。中学受験と堅苦しく考えず、社会の勉強が楽しいなと感じてもらえれば十分なのです。
そこでおすすめしたいのが「あそんでまなべる日本地図パズル」です。このパズルは都道府県がそれぞれパズルのピースになっていて、それをはめ込み日本地図を完成させるというアプリになっています。子供たちの興味をぐっと引き寄せるのは、「タイムトライアル」になっている点です。
パズルを完成させるまでにかかった時間が計測され、1週間中のランキングが表示されます。このパズルはレベルを上げていくと、各都道府県のシルエットを見て正しい位置に置かなければなりません。エキスパートレベルでランキング上位となれば日本地図がほぼ、頭に入っているといえるでしょう。
「すいすい都道府県クイズ」
「すいすい都道府県クイズ」は、選択肢があり、エリア別に分かれているマップに選択肢から回答していくクイズです。まったくわからない状態だとやる気もなくなりますが、下に選択肢があるので、これかな、こっちかな?とゲーム感覚で勉強できます。
わからなくても何度もチャレンジして、間違えてはやり直す・・・ということを繰り返していると間違ったところもだんだん覚えて間違えなくなっていきます。中学受験に成功するためには繰り返し学習が欠かせないので、すいすい都道府県クイズは使えるアプリといえます。
このクイズのいいところは漢字に「ルビ」を振ることができることです。総ルビでクイズをすれば小学校低学年のお子さんにも楽しんで勉強してもらえるでしょう。明るくきれいなカラーの地図なので、小学校低学年から少しずつ地理に親しんでいくためにおすすめのアプリです。
キオクル「日本の地理」
日本の地理に関するクイズが出題されます。こちらのアプリは中学受験用ですが、小学校の社会基礎問題から中学受験までいくつかのレベルに分かれているので、自分のレベルにあったクイズを解きながらレベルアップしていきます。
自分のレベルよりも高いレベルの問題にチャレンジするのはいいことですが、間違えてばかりでは勉強する気になりません。モチベーションを保って質の高い勉強をするためには、自分に合ったレベルから少しずつレベルアップしていくことが求められます。
こちらのアプリは基礎問題からレベルの高い問題までいくつかの段階に分かれているため、モチベーションを保ちながら学習できるのです。地理が嫌い、苦手なお子さんにとって地理に興味を持たせるアプリとも言えます。
中学受験でもなるべく早く冷静に問題を解くことが必要となりますが、このアプリは出題がスピーディーでサクサク解かなければならないため、中学受験の訓練にもなります。また、アプリで間違えた部分が主に出題されていくため、反復学習によって苦手克服にも結び付くアプリです。もちろん正解した問題に関してもはさみながら出題されるので、日本の地理を確実に記憶する際、役立つアプリといえます。
中学受験の社会に興味を持たせるおすすめの歴史アプリ3選
地理も都道府県名や山、川、県庁所在地など覚えることがたくさんありますが、歴史も暗記の単元といっていいでしょう。どの年代に何が起きたのか、年号に出来事、人の名前など覚えることがいっぱいです。中学受験の歴史についても楽しく興味を持つことが出来るアプリがありますのでご紹介します。
中学受験 社会 日本史20問
中学受験で出題されるといわれる日本の歴史について、全部記憶できるように作られたアプリです。220問という問題数なので、これをクリアすれば日本史に強くなるでしょう。一問一答形式でクイズ形式のアプリですが、解答は単語を並び替える形式です。何となく覚えているだけ・・・という言葉でも、そこに単語が出ていれば何とか解ける子も多いでしょう。
全くわからないと手を付ける気になりませんが、単語を見ることで言葉が浮かべば、「そうだ!」と楽しくなってくると思います。わかった!という喜びが次の設問につながりますし、楽しくゲーム感覚でできれば継続的な学習が可能になるでしょう。
中学受験 歴史年代 丸暗記
中学受験で社会科がない学校であればいいのですが、社会科がある場合、社会でしっかり点数を取ることで合格に結び付くこともあります。逆に社会が得意であれば、算数であまりいい点数が取れなくても社会で挽回できると考えることもできます。
歴史は「知らなければ答えることができない」単元です。日頃からコツコツ学習する必要がありますが、コツコツ丸暗記する学習におすすめのアプリが「中学受験 歴史年代 丸暗記」です。
丸暗記のページとテストのページがあり、例えば「豊臣秀吉の天下統一」が何年か、数字を入れるようになっています。小野妹子を遣唐使として派遣したのは?大化の改新が始まったのは?などの問題をクイズ間隔で解いていくアプリです。
中学受験 まるごと歴史帳660
660問の歴史問題がぎゅっと詰まっているアプリです。通常、こうしたアプリは4択や3択といった選択問題が多いのですが、こちらは1文字ずつ解答していくアプリとなっています。
間違えた問題や苦手な問題については画面右上の方にフラグマークを付けることができます。このフラグマークをチェックすることでアプリが復習モードになります。繰り返し学習にも適していますし、苦手克服にも利用できるアプリです。このアプリで出題される設問は、最新入試問題を分析したものです。
まとめ:中学受験のアプリはゲーム感覚で勉強できる
黒板を使った授業よりも電子黒板とタブレットを使った授業の方が子供たちの成績アップにつながったといいます。今の教科書は以前よりもずっとカラフルに作られていますが、タブレットの場合、動画を見ることができ、子供たちが興味を持ちやすいできます。
また教科書を見る、ノートに書くという行為は勉強!という意識をもって行うものですが、タブレットやパソコン、スマホでアプリを利用した勉強はお子さんにとって、勉強しているというイメージが少なくなります。子供たちが大好きなゲームを楽しむように、アプリを利用してゲーム感覚で学ぶことができるため、飽きずに、継続的な勉強ができるのです。
なお、アプリを完璧にマスターしたというお子さんには、中学受験 社会の問題集を解かせてみましょう。下記のページに社会のおすすめ問題集・参考書をまとめていますので是非参考にしてください。
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